辰巳芳子オフィシャルサイト*茂仁香

新版「娘につたえる私の味」(文藝春秋)辰巳浜子/辰巳芳子

家庭料理の決定版とされる母の名著に、現在の読者に必要な注釈、新レシピを付けての復刻版です。本書は、辰巳浜子の代表作といえる作品で、1969(昭和44)年に刊行されたもの。50代以上で「母が持っていました。懐かしい」とおっしゃる方が多いロングセラーでした。その名著に辰巳芳子が現在の読者に必要な注釈、研究を重ねた改善新レシピを加えて復刻しました。いのちを養う家庭料理の真髄を伝えます。(文藝春秋刊・3990円)

ieaaeaiieeioe.jpg 昭和44年婦人之友社刊行 辰巳浜子 
「食べものは、その人の手で作られ、人の手はその人の心につづいています。誠意と愛情によって作られる食べものは、血となり肉となって生命につながるばかりでなく、その思いの中にもかかわりを持ってゆくものではないでしょうか」(辰巳浜子「まえがき」より)

2008年年12月刊行 辰巳浜子/辰巳芳子
「あの初版から40年、あの頃の愛読者の多くは、おばあさまにおなりと思います。この新版は、そのお孫さまの世に刊行されます。若い方々の目にとまり、読み進まれることがあるとすれば、その底力は何でありましょうか。他の分野の良書と同様、求められるものは普遍性でありましょう。」(辰巳芳子)