2013年より開催された四季にわたった特別講座、4回(各回約60分)を収録。映画監督・河邑厚徳氏撮影による辰巳芳子スープ教室の集大成です。いのちのスープを母から娘へ、そして生まれてくる孫子に伝えてほしい貴重な記録です。
<販売価格2,852円税込)。ご購入は辰巳芳子の薦める味・茂仁香からお願いします。>
第一回 春〜病院へスープを
「出汁」「二杯酢、三杯酢、八方つゆ」等・・
第二回 夏〜食を通じていのちを考える
「トマトジュース」「新タマネギぽったら煮」等・・
第三回 秋〜日本人である誇りが食にあり
「しいたけスープ」「小松菜のポタージュ」等・・
第四回 冬〜もっとスープを さらにスープを
「ゆり根のおかゆ」「にんじんのポタージュ」等・・
★辰巳芳子さんの言葉に
「愛は人の中にあるのではなく人と人の間にある」の至言があります。
このDVDは辰巳さんの渾身の愛の言葉が
視聴される一人一人に届けられることを願って製作しました。
あなたが見ることで一つの愛が完成していきます。(監督 河邑厚徳)
≪河邑厚徳氏プロフィール≫
元NHKドキュメンタリー番組ディレクター/エグゼクティブ・プロデューサー。
在籍39年間で、NHK『がん宣告』『シルクロード』『アインシュタイン・ロマン』『チベット死者の書』『インターネットドキュメンタリー・地球法廷』『エンデの遺言』『世界遺産プロジェクト』などのドキュメンタリー作品で新しい映像世界を開拓し、知の冒険を続ける映像ジャーナリスト。精神世界、アート、現代史などをテーマに国内外の賞を多く受賞するなど高い評価を受け、日本のドキュメンタリーのスタンダードを確立する。2013年映画「天のしずく」監督・脚本を務める。
★この講座を辰巳先生にお願いすることになりました発端は、先生のお父様がテレジア病院にご入院なさっていた事を知ったのがきっかけでした。同じ時期にテレジア病院が回復期リハビリテーション専門病院となり、嚥下障害の患者さんが多く、少しでも先生のスープで経口からの栄養を取って頂きたい栄養士の思いと重なりこのプロジェクトが動き始めました。
「病院にスープを」この思いは辰巳先生のご尽力のもと実現できました。
このプロジェクトを地域の方々へも還元したいとテレジア病院が主催となり、地域の病院、在宅医療をしているクリニック、患者さんのご家族対象に開きましたのがこの講座です。
北は北海道、南は沖縄まで本当に多くの方が鎌倉の地に集まって下さいました。
この場をお借りして深く御礼申し上げます。
沢山の方々の沢山の思いが詰まった講座が永久的に残る形になりましたことは大きな喜びとなっています。
今、私は転勤で横須賀市のヨゼフ病院というところにおります。横須賀市は在宅医療で全国のモデルケースになっている地域です。今までの経験を生かしてまた患者さんのお役に立てるように頑張ります。
(社会福祉法人聖テレジア会 小嶋美恵)
★「スープの教室…いったいどんな教室なのだろう。辰巳先生は、どんなことを、どのように教えておられるのだろう」
残念ながら最近まで、その疑問に具体的にお応えする方法はありませんでした。
しかし嬉しいことに、新刊「スープ日乗」では、教室での辰巳先生の語り口がそのまま書き起こされています。そこでは、レシピには直接書かれていない背景や意図から、その場の臨場感までが、テキストで感じていただけます。
そして、次はこのDVDです。教室の拡大版ともいえる講習会の様子を、映画「天のしずく」の河邑監督の元で撮影された臨場感ある映像で、お伝えすることができるようになりました。
この講習会、2013年四月から全四回、鎌倉雪ノ下教会を会場として開かれました。参加希望者が多かったため、急遽増員し定員は120名。毎回大勢の方たちが、日本各地から鎌倉に集まりました。そこで紹介されたのは、春夏秋冬、辰巳先生がみなさんにぜひ作っていただきたいと選ばれたスープ、出汁、お粥など。それらが各回に数品ずつ、取り上げられました。野菜が切り揃えられ、順番に火にかかり、器に注がれる…その手順やポイントなどが、各回約60分ずつ収められています。
「…首から上ではなく、手足で生きなくちゃダメ。大事なのは、積み重ねですよ」
いつも教室で辰巳先生が繰り返し伝えてくださるのは、レシピや作り方はもちろん、その向こう側にある毎日を生きやすく過ごすためのヒントや実践の仕方です。それらが、この講習会でもご覧いただけると思います。家庭から病院や様々な施設まで、お一人でも多くの方のお役に立てば…と思います。
(スープ教室・カイロス会 高橋知)